お役立ち情報

がんに対するお薬の副作用の対処法、日常生活の工夫について困ったことがある場合は、医師、看護師、薬剤師に相談してください。

参考サイト

がんに対するお薬の副作用の対処法や日常生活の工夫については、下記のウェブサイトも参考にしてみましょう。

乳がん治療に関連するFAQ

医療従事者とのコミュニケーションについて

診察時間の中で先生にうまく相談できません

前回の通院から変わったことはないか、悩んでいる症状がないかを中心に医師と会話しましょう。
検査数値以外の経過がわかることで、医師は次の治療方針を具体的に立てやすくなります。
また日常生活で気になること、検査結果や処置・治療についてわからないことがあれば、Trodelvy Handbookなどに質問リストを作成し診察へもっていくことも不安や悩みの解消に効果的でしょう。

主治医と副作用について話すとき、何に気をつけるとよいですか?

以下のようなポイントを整理して話してみましょう。
医師への相談がスムーズに進み、治療への不安が解消するかもしれません。

  • 困っている症状
  • いつからなのか
  • 副作用の程度

副作用の記録にはTrodelvy Handbookダイアリーを使うのがおすすめです。

また、病院に専門のスタッフがいる場合もあるので探してみるのもいいでしょう。

専門用語がわかりません

本WEBサイトに記載がある用語については以下リンク先に用語集としてまとめています。

患者さんのための乳がん診療ガイドラインというものもあるため、参考するのもいいかもしれません。

参考リンク:用語集

診察時以外に相談事がある場合、どうしたらいいでしょうか?

主治医だけでなく、薬剤師や看護師もあなたのがん治療をお手伝いするサポーターです。

薬剤師は薬の専門家です。
薬のはたらきや副作用について気になることについて相談してみるとよいでしょう。

看護師は治療に関して不安なことがあった際、いつでも頼れる存在です。
一度の説明で分からなかったところや行う処置について不安な点があれば積極的に聞くようにしましょう。

サポートについて

同じように乳がんで治療をしている患者さんとつながりたいです。どこから探したらいいでしょうか。

患者団体については、こちらのURL(一般社団法人全国がん患者団体連合会の加盟団体一覧 | 加盟団体 | 一般社団法人 全国がん患者団体連合会(全がん連)(https://zenganren.jp/?page_id=98)))から地域、ニーズに合わせて検索いただけます。

(出典:一般社団法人 全国がん患者団体連合会(全がん連)https://zenganren.jp/)

精神的につらい時にはどこに相談したらいいでしょうか

病院によっては相談窓口があるのでご相談ください。

家族が、トロデルビでの治療を受けています。
私にどんなサポートができるでしょうか?

大きく3つあります。

  • 患者さんの気持ちを尊重・理解するようにつとめましょう。
    患者さんご本人の気持ちに寄り添うことで患者さんの不安はやわらぎます。また、あなたがいること自体が大きな支えになるはずです。
  • がん治療について正しい情報に触れることを心がけましょう。
    治療の選択肢について知識が深まると、患者さんご本人と治療について前向きに話しあうことができるようになります。
  • あなた自身を大切にしましょう。
    患者さんを支えるためにもまずは、あなた自身を大切にしましょう。

    サポートする家族が利用できる相談センターなどを設置している病院もあるため、利用できないか問い合わせることもよいでしょう。

家族ががんになったときhttps://ganjoho.jp/public/support/family/fam/index.html(運営元:国立がん研究センター)

高額療養費制度について

高額療養費制度とは何ですか?

医療費が高額になる場合に、支払いを一定の金額(自己負担限度額)までに抑えられる制度です。

高額療養費制度

参考リンク:冊子ダウンロード

自己負担限度額はどのぐらいですか?

自己負担限度額は、年齢(70歳以上か否か)や年収によって決まるため、人によって異なります。

厚生労働省のホームページでは、年齢や年収ごとの限度額の計算方法を確認することができます。
また、保険者のホームページ等で公開されているシミュレーションツールにより、具体的な額の目安を知ることができます。

自己負担限度額については、次のような制度もあります。

■多数回該当
過去12カ月以内に3回以上自己負担限度額に達した場合、
4回目以降は「多数該当」になって自己負担限度額が引下げられます。

■世帯合算
個人では限度額に満たなくても、同一世帯内で自己負担額を合算して限度額を超えれば高額療養費制度を利用できます。
ただし、世帯合算を行うためには、同じ公的医療保険に加入している必要があります。

参考リンク 1:冊子ダウンロード

参考リンク 2:高額療養費制度を利用される皆様へ 厚生労働省保険局

どのような医療費が、負担軽減の対象となりますか。

月毎の医療機関等で支払った医療費が制度の対象となります。

【高額療養費制度の対象となる医療費】

  • 保険適用される診療に対し支払った医療費や院外処方で支払った費用
    (医療機関が発行した処方箋により薬を受け取った場合の薬代)

【対象とならない医療費】

  • 保険適用外の医療費

  • 入院時の食費

  • 差額ベッド代※1

  • 居住費、交通費 等※2

※1 患者さんの希望により通常よりも条件の良い部屋のベッドを利用した場合に請求される差額費用
※2 医療費控除の対象となる場合があります。詳しくは最寄りの税務署に相談してください。

参考リンク :冊子ダウンロード

制度を利用するにはどのような手続きをすればいいでしょうか。

保険証に書かれている健康保険の「保険者」に申請してください。

保険証で加入先の保険者(申請先)を確認できます。加入する保険によって申請法が異なるので、保険者に問い合わせましょう。国民健康保険の場合は、お住まいの市区町村の国民健康保険担当窓口でご確認ください。

申請には事前申請、事後申請の2種類があり、そのどちらか一方で行うことで、給付されます。2つの違いは申請のタイミングで、医療費の一時的な立て替えが不要な事前申請がおすすめです。

マイナンバーカードを利用できる医療機関・薬局では、受診時の同意があれば、申請が必要ない場合があります。

参考リンク :冊子ダウンロード

申請方法について教えてください。

申請方法には事前と事後があります。
医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、事前申請により
「限度額適用認定証」を入手し、受診時に医療機関等の窓口に提示すると、支払いを自己負担限度額までにとどめ、高額な医療費を一時的に立て替える必要がなくなります。

事後申請では保険者による審査が必要なため、払い戻しまでに3ヵ月ほど時間を要します。

申請には事前申請、事後申請の2種類があり、そのどちらか一方を行うことで、給付されます。2つの違いは申請のタイミングだけですが、医療費の一時的な立て替えが不要な事前申請がおすすめです。マイナンバーカードを利用できる医療機関・薬局では、受診時の同意があれば、申請が必要ない場合があります。

参考リンク :冊子ダウンロード

高額療養費制度以外にも医療費を軽減させる制度はありますか?

以下の制度がございます。

  • 高額医療費貸付制度
    医療機関の窓口で、支払う医療費に充てる資金を無利子で借りられる制度です。
    貸付額は加入している公的医療保険によって異なります。
  • 医療費控除
    生計を共にする家族の医療費が一定の金額以上の場合、確定申告をすることで税金の一部が控除されます。
    詳細は最寄りの税務署に相談してください。

ほかにも、それぞれの公的医療保険独自の制度がある場合もありますので、保険者、または相談窓口に問い合わせてみましょう。

参考リンク :冊子ダウンロード

相談できる窓口はありますか?

次のような相談窓口があります。医療費制度のことだけでなく、ほかにも心配なこと、気になることがあったら、ひとりで抱え込まずに相談してみましょう。

■がん相談支援センタ-
全国のがん診療連携拠点病院などに設置されている相談窓口です。
患者さんだけでなく、ご家族、他院の患者さんでも無料でご利用いただけます。
がん専門相談員として研修を受けた看護師やソーシャルワーカー、
心理士が在籍しており、がんに関するあらゆる質問や相談をすることができます。

■病院の相談窓口など
名称は様々ですが、多くの場合病院では、診療内容だけでなく、
医療費制度についても相談できる相談窓口が設置されています。
相談窓口がわからない場合は、主治医や看護師に聞いてみましょう。

■医療ソーシャルワーカー
医療ソーシャルワーカーは、「ソーシャルワーカー室」「医療福祉相談室」
「総合相談室」「患者支援センター」「地域連携室」等に所属する専門職です。
多くの病院や診療所で、医療費だけでなく、療養中の様々な困りごとや心配ごとについて相談することができます。

相談内容の例・・・「 制度の申請方法は?」「 制度の利用で自己負担額はいくらになるの?」「この先病気で働けなくなったらどうしよう?」「病気のことを周りにどうやって打ち明けよう?」など

参考リンク :冊子ダウンロード

か行

局所療法​
がんの部位とその周辺に行われる治療のことです。 手術、放射線治療などがあります。​
高額療養費制度​
医療費が高額になる場合に、支払いを一定の金額(自己負担限度額)までにおさえられる制度です。治療費の負担軽減については、これ以外にもさまざまな制度がありますので、病院の相談窓口に相談しましょう。​
緩和ケア​​
体や心のつらさを和らげ、患者さんやご家族がその人らしく過ごせるように支えるケアのことです。がんの病期に関係なく、いつでも受けることができます。​

さ行

再発・転移​
再発とは、体のどこかに潜んでいたがん細胞が、初期治療の後に画像検査で判断できる状態で出てくることです。転移(遠隔転移ともいいます)とは、骨、肺、肝臓など、乳房から離れたところにがんがあらわれることを指します。
全身療法​
全身に対して行われる薬物療法などの治療を指します。再発・転移乳がんでは、画像検査でわかるところ以外にもがん細胞が潜んでいると考えられるため、全身療法が基本となります。​
支持療法​
がんに伴う症状や、治療による副作用などの症状を軽くするための治療やケアのことです。例えば、吐き気止め、下痢止めの使用などがあります。​

な行

乳がんサブタイプ​
ホルモン受容体やHER2(ハーツー)などの表面タンパク質が乳がん細胞にどれだけあるかなどによって、乳がんを分類したものです。サブタイプによって薬物療法を使い分けます。

は行

病期(ステージ)​
がんの大きさや広がり具合、リンパ節への転移状況、他の臓器へ転移があるかを示す言葉です。0期から、他の臓器への転移があるIV(4)期の5段階に分類されます。病期によって治療方針が異なります。
標準治療​
科学的根拠(エビデンス)に基づいて検討し、専門家の間で、現時点で最善であると合意が得られている治療のことです。​
分子標的薬(分子標的治療薬)
がん細胞にある特定のタンパク質などの分子を目印に、がん細胞をねらって効果を示す治療薬のことです。​

や行

予後・予後因子​​
「予後」とは、病気がどのような経過をたどるのかについての見通しのことです。「予後因子」とは、予後を予測するための判断材料のことです。早期がんの予後因子には、がんの大きさ、リンパ節転移の有無などがあります。

A〜Z

ADL( エーディーエル): Activities of Daily Living(アクティビティーズ・オブ・デイリー・リビング)
日本語では「日常生活動作」といいます。移動、入浴、トイレ、食事、着がえなどの日常生活の動作や、それをどれだけ行うことができるかを指します。
QOL( キューオーエル): Quality of Life(クオリティー・オブ・ライフ)
生活の質のことです。治療を検討するときには、効果と副作用のバランスをみて、QOLをどれだけ保つことができるかを考慮することが大切です。
SDM(エスディーエム): Shared Decision Making(シェアード・ディシジョン・メーキング)
日本語では「共同意思決定」といいます。患者さんと医師・看護師・薬剤師が、治療に関する情報と、患者さんご自身の希望についてよく話し合い、一緒に治療方針を決めていくことです。

冊子ダウンロード

  • TrodelvyHandbook

    Trodelvy Handbook

    トロデルビによる治療を受ける患者さんとご家族の方へ、お薬の作用、服用方法、服用時の注意事項などをまとめています。

  • 高額な治療を受けるあなたのための医療費のおはなし

    高額な治療を受けるあなたのための医療費のおはなし

    高額療養費制度とは何か、どのように利用するかなどをまとめたパンフレットです。

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(ギリアド・サイエンシズ株式会社)

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